3月1日、就活が始まった瞬間に企業へエントリーしていきます(これからの就活では3月解禁ではなくなるのでご注意ください)
企業サイトで必要事項、ID、パスワードを書いてマイページを作成。手順に従ってweb上でエントリーシートを提出するのが一般的なエントリーの流れです。
10社20社と応募していくと、書類の山が出来上がってしまいます。しっかりエントリー企業を管理しないと時間効率が悪くなります。筆者が就活で利用していた管理方法をご紹介します。
就活エントリー時は企業ごとに整理しよう
就活でエントリーした企業ごとにフォルダを作成します。提出したエントリーシートや履歴書などを全てファイルとして保存しておきましょう。保存して整理したい項目は以下の3つです。
- マイページ作成 ⇒ ID・パスワードを管理エクセルに貼り付け
- エントリーシートの提出 ⇒提出前に「Ctrl+Aキー」で全選択コピーしてワードに貼り付け
- 説明会の参加登録 ⇒ 参加日時と場所を管理エクセルに貼り付け
保存していないと見返せないときが稀にあります
紙媒体の提出書類もエントリー企業フォルダへ保存
昔ながらの意識が根付いている化学メーカでは、依然として紙媒体での手書きES・履歴書で就活をせねばならないことも多い。
とくに化学メーカの就活では経験的に6割くらいが郵送です。
エントリーシートが残っていれば事前対策が出来るだけでなく、面接内容とESを照らしあせて事後分析も可能。後輩に喜ばれるデータにもなります。
必ずコピーは取ってください
就活エントリー情報共有で利便性アップ
研究室の同期は就活を一緒に戦う大切な仲間。彼らとエントリー企業ごとに就活情報を共有できると大きな武器になります。
企業に一番乗りした人が面接記録を残しておき、後続の人が有利に立ち回れます。ギブアンドテイクです。就活情報開示を惜しまずにどんどん共有しましょう。
足切りとなる一次面接では質問事項や流れがマニュアル化されている
面接全体の7割は先輩の就活情報通りに質問されると思っておきましょう
記録したい就活でのやりとり事項
面接時間 ・ 面接担当者名・面接官人数と肩書・質問内容・所感
答えた内容に対して面接官の反応が良かったかも所感に残しておくといいです。担当者の反応を見ることで企業がどんな人材を欲しているか推測できます。
ちなみに企業が就活生に対して重点をおく性格は採用計画により異なります。
もちろん企業ごとに物静かだったり、お喋りだったりと風土はありますが、それとは別に採用計画で重点する性格があることは知っておきましょう。
就活エントリー企業を便利に管理する
企業名 | ブラック度 | 志望度 | マイページ リンク | ID | パスワード | 関連書類リンク | ES〆切 5日前 | アクション | 備考 |
〇〇社 | 激務 | 低 | 〇〇社 マイページ | 23456 | 54321 | dropboxへのリンク | 5/23 | 会社説明会 (5/30) | 営業利益率10%越え、人事は優しそう |
筆者は上記のような形でエクセル上にて管理していました。「リンク」と書いてある場所は直接飛べるようにハイパーリンクを張っていました。
とくに「就活マイページ・エントリー企業の関連書類フォルダ」の二つは利便性向上のために絶対に張っておきたいリンクです。
なぜならメールで説明会案内が来た際に競争に打ち勝つためのツールになるから
ちまちまとページを跨いでいくよりも、直リンクが張ってあれば他人よりも早く説明会案内を開けるので、日程調整も効きやすいです。
- 企業名 :エントリーした企業名
- ブラック度 :口コミや説明会で質問して感じたブラック度
- マイページリンク:企業マイページへのリンク
- ID :企業マイページのログインID
- パスワード :企業マイページのログインパスワード
- 関連書類 :冒頭で作成した企業毎フォルダへのリンク
- ES〆切5日前 :ES〆切の5日前の日付
- アクション :ES通過後の主なアクション
- 備考 :就活や企業研究で気になった点
ブラック度は先輩の口コミ、ネット口コミ、説明会質問などを総合して付けていました。企業に入ってから分かることですが、会社単位でのブラック企業というのは大企業にはないです。
実際には企業の○○の研究部門は超ホワイトだけど、△△の開発部門はブラックといったように扱っている製品や部署、自分の職責に依存します。
基本的にはお客さんが存在している(納期が存在する)部署はブラック、研究のような次世代技術深耕はホワイトという傾向は強いです。
逆にワンマン社長の中小企業だと、全ての部署に社長の息が掛かることになるので会社の部署すべてがブラックかホワイトに偏ります。
エントリーシート〆切日は5日前を記述すべし
エントリーシートを書き始めてから投函までのリードタイムを考え、〆切5日前をエクセルに記述していました。この日が来たら最悪でも書き始めるという保険的な意味合いの日程ラインです。
漠然とES〆切日を記述してしまうと、いつから始めれば良いのかが分かりません。そのせいで対応が遅れてESが間に合わなかったという同期もいました。
間に合わなかったら書いたESはただの紙切れです。使った時間も無駄になってしまうので、筆者は〆切日5日前を記述することを推奨します。
就活エントリー企業は志望度順に並べておく
エントリー企業は志望度順に並べておくと、就活の進捗度合いが俯瞰できるようになります。
筆者は上から10社ずつ赤・オレンジ・黄色で塗りつぶしていました。志望度が高・中・低という順です。
上記のように三種類にざっくりと分類することが適切です。
なぜその企業にエントリーしたかというと、大抵は「安定してそう」「ネームバリューへの憧れ」といった思い込みです。
正社員として働いたことのない人間に仕事のやりがいなんて分かるわけない。でも自分が行きたいと思った企業なら、もし「ハズレ」でも我慢できるかも
志望企業順の入れ替えは常に行う
就活を経るにつれて自分の中で志望企業の序列も変動していきます。そのときは順番を入れ替えましょう。
現時点で志望度の高い企業が何社選考に残っているかを定量的に知ることは安心感に繋がります。志望度高い企業の選考がなくなってきたら、早いうちに興味ある大企業を追加してしまいましょう。
時間が経過するごとに大企業のエントリー受付は次々終わってしまいます。常に早めの行動を心がけたいところです。
エントリー企業の志望度は分野毎にソートしよう
就活前から数社くらいは憧れの企業があることでしょう。しかしエントリーする何十社という企業の志望度を三種類に分けるのさえ大変かもしれません。
そんなときは分野ごとに志望度を付けることをオススメします。
例えば憧れの企業が花王のようなBtoC事業がメインの企業だとすると、近い業種を持つライオン、ツムラ、ユニ・チャームなどは志望度が高くなりやすいです。
じぶんが興味をもっている分野を注意深く考えれば、志望すべき企業はなんとなく分かってきます。
興味のある事業や分野ごと志望度をランク付けするとラクに3つに分けられますよ。
就活エントリー企業の管理方法まとめ
エクセルを利用した便利なエントリー企業の管理方法をご紹介しました。とくにリンクを貼っておくことは急に来る説明会予約案内に素早く対応できるため重要です。
このフォーマットを参考にして自分だけの使いやすいフォーマットを作成して就職活動をハッピーエンドで終わらせましょう!