就活のエントリーシートは速達して入社意志を伝える

就活で企業へプレエントリーした後は履歴書やエントリーシートの送付です。マイページ上で電子ファイルとして提出できる企業も増えてきましたが、まだまだ手書きエントリーシートを求められることも多いのが化学系企業です。

エントリーシート必着の日付を時系列に並べ、就活予定の全企業の締切に間に合わせるようスケジュールを組みましょう。エントリー企業の管理については下記の記事にて解説しているので良ければご覧ください。

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志望度の高い企業へは就活生の募集開始直後にエントリーするべし

就活生の募集を解禁してから数週間~数か月間のエントリーシート必着期間があります。マイページに第〇次募集という形で掲示されているので、しっかり確認しましょう。

第一志望の企業へは第一次募集で応募するのは当然ですが、募集期間中のいつエントリーシートが企業に着くかによって就活の成功率は変化します。

理由は簡単でエントリーシートの到着が遅いほど面接が後回しにされるからです。就活では先駆けた人間が圧倒的に有利なので第一志望の企業には募集開始直後にエントリーシートを提出しましょう。

エントリーシートを先駆けて送ると就活で有利な理由

エントリーシート到着時期により最終面接の日時が決定する
一次面接の僅かな日程差が結果の大きな違いに繋がることが多い

理由は最終面接に近づくほど偉い立場の人間の立ち合いが必要になるためです。彼らは様々な事業部を統括して忙しくしていますので、就活生の最終面接に割ける時間は限られています。

上表はA, B,Cさんの順で エントリーシートが到着した場合の予想面接日程です。重役不在の日が多く、最終面接を実施できる時間はごく限られているとお分かりいただけると思います。

3人は少しずつ一次面接の時期がずれており、一見するとCさんが出遅れていましたが、重役不在で最終面接が出来ない期間が存在することで最終面接日程はBさんと並んだように見えます。

しかし順番としてはCさんが最後なのです。もし残り採用枠が2人だったらどうなるでしょう。

先に最終面接を終えたAさんやBさんが内定してしまうと、Cさんは採用枠の関係で必然的に不合格となってしまうのです。

就活生のレベルはさほど変わらない

もしCさんがTOEIC満点とか、就活を行っている分野の技術に長けていたり(IT系など特に)、就活生の中でずば抜けて光るものがあればCさんが逆転内定すると思います。

しかし新卒社員は、基本的には社会のマナーや仕事の仕方といった基本的なところから教える必要のある「手のかかる子」です。ずば抜けて光る就活生なんて居ません。

じゃあ何で合否が決まるかというと、結局はスタートラインに立つ速さです。つまりは就活生がエントリーシートを送り付けてくる早さで勝負が決まるわけです。

就活生の採用枠は大学ごとに設定されていた

筆者の体験談ですが、毎年1名しか自大学を取らない企業へ面接に行ったときに出来レースを体感しました。

すでに同期が内定しているという情報は持っていたのですが、私への面接がかなり適当だったことを覚えています。定型の質問だけ行って逆質問を募集して終了、とあっさりした面接でした。結果はサイレントお祈り。

他企業でも大学ごとに採用枠数を決めているという話を人事から直接聞きました。採用枠を同大学の就活生と争うとなれば、エントリーシートを素早く出したもん勝ちですね。

速達ならエントリーシートの着日で優位に立てる

エントリーシート送付時の速達と普通の届く早さの違い
速達により早い日程の面接に滑り込める

ここまで見てきたように一日や半日の差が最終面接の日程に響いてきます。重要なのは他の就活生よりも少しでも早く選考フローに乗っかることです。従って志望度の高い企業へは常に速達でエントリーシートを送付することをオススメします。

地域にもよりますが、上表のように普通郵便と速達郵便では半日ほど到着に差が出ることが多いです。エントリー順に面接枠を埋めていくので、他の就活生が同じ日に送った普通郵便と比べて有利な日程ポジションを取れます

また封筒に速達と朱書きすることで採用担当に速達で送ってきた資料だという印象を与えることができます。

まあ事務員が開封している可能性も高いので速達か否かは担当者からは分からないかもしれませんが、少しでも印象が良くなる施策はするべきかと思います。

面接日程は出来るだけ早い日を選ぶ

エントリーシートが早く届いた順に面接日程を電話で相談させてくれる企業が半数ほどあります(経験談)。せっかく早い日を選ぶ権利があるのですから、第一志望なら尚のこと最短日を選びましょう。

例えその日が他企業と被っていたとしても、その企業の志望度が低いならばキャンセルしても良いです。就活では先手を取って面接に参加することはとても有利です。

また電話越しに「御社が第一志望なので一番近い日程でお願いします」と就活生に言われたら採用担当者は嬉しいです。

”うちにこれほど熱意持って入ろうとしてくれてるんだ”と思われることで就活生への印象がとても良くなります。

出来るだけ面接官には良い印象を持ってもらうように動くのが、就活を攻略する上で得策です。

就活ではエントリーシートの着順が大切!

採用担当者が仕事のなかで目指しているのは採用を恙なく終えることです。変な人を雇ったら素行が悪かったとか、終盤で一気に内定者に辞退されたとかになったら最悪です。

したがって能力よりも自社で頑張って働いてくれそうな意欲を持った学生を求めています。そういう人は一生懸命で素行も悪くないだろうし、内定辞退の可能性も低いからです。

だから平凡な学生だろうがなんだろうが、就活ではライバルに先んじてエントリーシートを出すことが最大のアドバンテージとなるのです。

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