就活エントリーシート作成攻略

エントリーシートとは

就活では企業にエントリーする際に求められる書類のことです。広義では履歴書も含まれますが、ここでは企業ごとに用意されているエントリーシートを指します。よくESとも略されます。

エントリーシートの設問内容や設問数は企業ごとに個性があります。しかし基本的にはどの企業も同じことを聞いてきます。

インターンシップや就活が始まった瞬間に求められる書類ですので就活生は予めエントリーシートの内容を作成しておく必要があります。

OpenESも忘れずに作成しよう

実はエントリーシートには企業側が個別で質問する以外に、OpenESと呼ばれるリクナビが発行しているモノもあります。企業によっては 自社で質問事項を設けずにOpenESの提出だけを求めるところもあります。

OpenESも設問の内容は企業発行のESと変わりません。しかし用意し忘れると非常に困るので必ず作成しておきましょう。

夏季インターンシップまでにエントリーシートを作成しよう

エントリーシート作成は夏季インターンシップのエントリー開始までに完成させる必要があります。これは夏季インターンシップでもエントリーシートが求められるためです。

具体的な時期は就活開始の約1年前である4月ごろです。少なくともゴールデンウィークが終わるまでには設問内容を完璧な文章で埋められるようにしておかねばなりません。

これは夏季インターンシップの申し込み開始が5月ごろから開始されるためです。下記のメリットがあるため就活生なら必ず申し込みしておきましょう。

・本番面接の練習ができる

・エントリーシートの出来栄え確認ができる

・企業担当者とのコネクションができる(参加できた場合)

就活早期化の影響もあって企業同士の学生争奪戦はますます激しさを増しています。したがって学生の囲い込みに夏季インターンシップを利用する企業は続々と増えています。

参加すれば内定がぐっと近づくことは紛れもない事実です。詳しくインターンシップについて知りたい場合は下記をご参照ください。

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研究概要の資料を作ろう

理系であれば実施している研究の説明を一次面接から求められます。その際に利用するのが研究概要を纏めた資料です。大抵はA4で1ページを求められますが、たまに2ページ版も求められます。

相手は研究分野に対しては素人なので、詳しく書きすぎると興味をなくしてしまいます。しかし研究が出来てないと思われるとダメなので、適度に内容を伝える必要があります。

資料に模式図を利用したり、分かりやすい例えに換言したりして出来るだけ分かりやすく伝えましょう。彼らは常にコストを意識して業務を行っているため、コスト面の話を引きあいに出すと大幅に評価が上がります。

資料作成方法の詳細はこちらの記事で紹介しています。よろしければご覧ください。

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エントリーシートを送付する

エントリーは履歴書とエントリーシートをセットで企業へと送付する必要があります。企業HPからリンクした就活用サイトで電子化されており、電子ファイルで提出できるところもあります。しかしメーカーなどは依然として手書きで郵送する方式が多いです。

電子提出か郵送提出かで送付に要するリードタイムが異なります。就活では他社に先んじて出来るだけ早くエントリーシートを届けることが内定を勝ち取る秘訣です。

なぜ速く提出することで有利になるかというと、面接の日程がライバルよりも早まるからです。詳しくはこちらの記事が参考になります

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ESを書いているイメージ図

エントリーした企業を管理しよう

エントリー時に企業名や志望度、およびエントリーシートの内容を企業エントリの一覧エクセル表に纏めておきましょう。面接はエントリーシートに沿って質問されます。

提出してから一次面接を迎えるまでの時間は平均で2か月ほどあるため内容を忘れがちです。もしコピーがなければ内容が分からないまま面接に赴くという悲惨な状況になります。

またオンライン提出の場合も侮らないようにしましょう。多くの企業ではマイページ上からオンラインで提出したエントリーシートを閲覧できません。こちらも確認画面をコピーして必ず保存しておきましょう。

提出したエントリーシートをコピーして保存しましょう

紙で郵送提出でも、PDFでオンライン提出でも必ずコピー取りましょう!

ハイパーリンクで企業エントリ一覧表からすぐにコピーへ飛べるように纏めておくと、企業から一次面接の誘いが届いたときに迅速に面接予約に対応できます。面接予約が早期に出来るか否かで就活の成否が決定される面があります。

エクセルでの管理は就活では必須です。効率的な管理方法については下記で纏めていますので必ず一覧表を作成するようにしましょう。

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エントリーは何社すれば安心か

エントリー数にこれという正解はありません。就活に掛けられる時間との兼ね合いだからです。しかし肉体的、時間的な上限なら存在します。

筆者の経験では面接まで進める企業はエントリーした企業全体の7-8割です。そして面接の準備をこなせる限界は30社でした。

したがって最大40社にエントリーシートを出せば十分でしょう。その中から面接に進めた企業へ対策をしていくのが常套手段です。企業の取捨選択に悩まないように予め3グループ程度に分けておくと効率的に判断がくだせます。

詳細については下記記事にて紹介していますのでご覧ください。

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第一志望には速達でエントリーする

企業の人事担当者はエントリーシートが届いた順に面接を設定していきます。つまり第一志望の企業には少しでも早くエントリーシートを届けることで有利に就活を進められるというわけです。

またエントリー開始直後に送ってくる応募者は印象が良いです。それだけ貴社が第一志望で気合が入っていると担当者に伝わります。

中身でなく行動で示すということですね。

企業側では例年〇〇大学から2人採用するなどの採用計画を決めることも多いです。そのため枠内に滑り込むには他人に先んじて行動を起こす必要があります。詳細は下記をご覧ください。

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