ryunnの略歴と就活アドバイス

筆者は就活当時、とある国立大学院の化学系院生でした。今では無事に就活も終わって化学企業で働いています。現在では仕事にも慣れてきて3年目に突入しております。

DTM, 小説投稿, ブログ, カラオケなど多数の趣味をやりくりしながら会社員として生活しています。立派な社畜です。なお趣味はどれも中途半端になってしまい結果は付いてきておりません。

当時の就活環境

筆者が就活を経験したのは2017年です。好景気により採用枠が増え、過去最高人数を採用した会社も多くありました。明らかな売り手市場です。

化学系企業の財務状態

  • 多くの化学系メーカーは好調な決算を維持
  • 新卒採用枠は過去最大を記録
  • 株価も堅調に右肩上がりに推移

研究室の状況

  • 有機合成研究室
  • 就活に寛容な教授
  • 研究結果は人に説明できるくらいの内容。良くはない。
  • 先輩の就活資料が数年分残っていた
  • 研究室内の同期と良好な関係を築いていた

なぜ現在の就職先に決めたか?

人より少し遅い6月上旬ごろに内定が決まったことで就活をやめにしました。

私の場合はココに入りたい! という企業はなかったため、触ってみたいと思う分野で志望企業を第1~第3志望までのグループに分けて管理していました。

具体的には30社ほどを10社ずつに分けてました。

初めに内定を貰ったのが第1志望群の企業だったので就活を終わりにしました。修士論文執筆との兼ね合いであまり就活を長引かせられなかったのも要因の一つです。

一応は希望していた企業に入れたのでヨシとしております。現在は開発部員として日々知識の習得や有機系の開発に力を注いでいます。

研究室は就活を見据えて選ぶ

大学院生は研究室の分野で就職先が決定します

有機・無機・生物・計測化学などの分野別に就職先が違います。とくに計測化学や分析化学系では化学メーカーよりも自動車・機械系の需要の方が多いかもしれません。

就活をラクにするなら少し違う分野へ

有機系は有機化学に関わりある企業へ、無機系も無機化学に関わりある企業への内定が多いです。基本的に皆さんも自分の専攻した学部の知識が生かせそうな企業を目指していると思います。

実は社会の中で化学は特に重要な地位を占めています。

そのため化学メーカを狙うより、触媒研究課もある自動車分野だったり、化学用の精密機械会社、調香をする香料会社などの化学系企業じゃないところを狙う方がラクに内定できます

そのテの人員が応募して来ないので競争相手が少ないからです。

就活が終わってから真の運ゲーが到来

同じ会社でも超ブラック部署とホワイト部署が混在しています。内定を貰ったとしても、自分の希望した部署につけるか、どの部署に配属されるかは運です。

「どの企業に入るか」で全体の福利厚生が決定し、「どの地方どの部署」に配属されるかで会社生活の苦楽が決定します。

内定しただけでは安泰は約束されていないので気を付けましょう。

配属先によってその後の人生も出会いも大きく変化します。運悪く超ブラック部署に配属されたら転職も視野にいれましょう。

転職するなら速い方がいい

残念ながら人生は運です。転職したほうがよい環境ならすぐに動く方が好ましいです。

特に新卒3年以内は第二新卒という括りに入ります。第二新卒の位置づけとしては「専門性はないけどマナーや話し方といった社会的作法を身に着けた若手」です。

よく「3年働くまでは我慢だ」という言葉が昭和時代からありますが、我慢の必要なしです。今は手を打たないとひたすらに搾取され続ける時代です。我慢したら待遇が良くなる時代はすでに終わりました。

転職する過程で就活生の頃とは違った景色が見えます。その大変さも全て丸めて人生として楽しんでいきましょう。

世界は自分の気分次第で地獄にも天国にも見えますので。