夏季インターンシップで初めてESを書いて面接を体験した後、束の間の休息を経て12月頃となります。
この時期から冬季インターンシップがちらほらと現れ、実質的な「就活スタート」となります。敢えて冬季インターンシップの時期を定めるならば12月から就活解禁まででしょう。
冬季インターンシップの目的
少数の学生に長期間にわたって濃密な会社体験を詰め込む夏季インターンシップとは異なり、冬季インターンシップは多数の学生を広く募り、多くの学生に少しでも会社の雰囲気を感じてもらうのが目的です。
そのため一日で終わるワークショップや簡易な企業説明会のような内容が基本となります。多人数を一気に捌けるので参加への難易度はかなり下がります。
冬季インターンシップは面接なしでESだけで参加の可否を決めることが殆どです。
筆者も3社ほど冬期インターンシップへ参加しましたが、例外なくESだけで可否が決まりました。ESがなく参加は先着順というパターンも半数ほどあります。
総じて冬のインターンシップでは人事担当者と学生間での顔みせの要素が強いという印象です。人事担当者からすれば”印象に残る学生はマークしておくか”ぐらいの気持ちだと思います。
冬季インターンシップには必ず参加する
企業が冬季インターンシップを開催する理由を考えてみます。わざわざ就活開幕前にこの催しをしている理由は「当社に興味がある学生に少しでも当社の内情を知って貰えるように」です。
に応募してくる子たちは真剣に候補として考えてくれている人でしょう。ポテンシャルの高い新入社員になってくれそうです。
そこで人事担当者は「冬季インターンシップに参加してくれた子を優先的に面接に招待しよう」と考えます。
新卒採用では決められた採用数が埋まったら採用を終了します。人より先んじて選考を進めるのが就活で最も大切となります。
冬季インターンシップは実質的一次選考。冬季インターンシップを実施している会社で気になるモノは全て受けるくらいの気概で臨むのが正解です。
冬季インターンシップで就活準備の結果を確認
冬季インターンシップは就活の準備(ES内容・面接練習)の結果発表の場でもあります。
よほど才能のある人でない限り就活生のESや面接力はドングリの背比べです。だからこそ添削や面接練習などをしっかり行っておくとスタートダッシュで無双することも可能です。
冬季インターンシップで就活準備の結果を確認して、さらにブラッシュアップしましょう。
冬季インターンシップ選考で落ちても大丈夫
冬季インターンシップの選考では本選考とほぼ同様にESを提出しますが、これに落ちても本選考に影響はありません。あくまで加点要素であって、減点されることはないのです。
冬季インターンシップに行かなければ選考に参加できない企業は殆どありません。私の知る限り、そんな企業は旧財閥系化学メーカーくらいだと思います。(この辺を狙っている方はご注意ください)
冬季インターンシップでは積極的に発表すべし
せっかく冬季インターンシップに参加するなら爪痕を残すべきです。
与えられた課題(グループワーク、個人ワークなど)を楽しんで回答してください。そして率先して手を挙げて発表してください。
思いっきり楽しむつもりで発表してみてください。おのずと人事担当者の心の中で評価は高まります。あなたの貴重な経験にもなるのでイイことづくめです。