就活のやる気をあげる方法

ryunn
就活で毎日都心まで出るの疲れる。これから面接ラッシュかと思うと本当にやる気でないー
助教授
面接が本格化してくるとメンタルに来るよね。そういうときは休息日を設けるように予定調整しよう

就活生は年明けから冬のインターンラッシュが待っています。そのころはベンチャーや外資系企業では下手すれば内々定が言い渡されている時期ですね。

旧財閥系などのお堅い企業はじっくりと腰を据えて6月頃から内々定を言い渡していきます。

化学系の就活生はというと、ざっくり1月からエンジンを始動させて2月から面接ラッシュ、3~4月くらいまで就活で奔走する日々です。ここでやる気がでないと就活は一気に辛くなります。

就活でやる気でない理由

  • 身体的に疲弊している   (身体を動かした・長時間仕事をした等)
  • 精神的に疲弊している   (恋人に振られた・病気の心配がある等)

基本的にやる気を出す障害となるのは様々な身体的・精神的な疲れです。逆に疲れてないときは就活できる気力があります。

でもなかなか就活ってやる気でないですよね。それは現状維持バイアスが働いていること、良い未来が描けていないことが原因だと考えています。

現状維持バイアスとは

現状よりも良くなる選択肢があってもアレコレと理由を付けて「現状維持の方がオトクだ」という結論を導き出してしまう人間の習性

やる気がでないのは変化が怖いから

弱肉強食の自然界では行動パターンを変えると、どんな未来が待っているか分かりません。天敵の縄張りに飛び込んだりと命の危険が高まるからです。

我々にも習性として変化が怖いことが遺伝子レベルで刻まれているためやる気でないのです。現状維持バイアスもこの本能から生じているといえます。

しかし就活の重要度は高い。エントリーシートを書いてから何度も会社に出向いて面接を行ってという体験が未知なので変化が怖くてやる気でない。ジレンマですね。

大成功を思い浮かべてやる気チャージ

やる気がでない就活を楽しく進めるためのカギは今の行動で繋がる最も良い未来を思い描くことです

ちなみに筆者が就活をした理由は「働かないと生きていけないから」です。何の仕事がやりたいでもありません。強いて言えば楽そうな仕事に就きたい 笑。

実際、仕事には安定した生活を送るためのお金しか求めていません。「やりがい」という言葉はキツイ仕事を肯定するための方便だと思っています。

就活しなきゃいけないが本当にやる気が出なかったので、就活大成功してライバルにドヤ顔してる自分を思い浮かべてやる気を出しました

自分の行動の先に期待する未来を具体的に頭の中で描ければ、その未来に到達する自分にワクワクします 。行動を起こすための魔法の妄想です。ハッピーエンドに到達している活躍している自分を思い描きましょう。

自分がワクワクする未来を思い浮かべれば自然とやる気が満ちてくる!

自分へのご褒美ではやる気はでない

様々な場面で「これが終わったら旅行だから頑張る!」と宣言して頑張っている友人を沢山みましたが、オススメしません。

就活のように長期的なやる気が必要な場合、報酬を目的に動くようにするのは不適です

理由は報酬回路が麻痺してしまうから

入社したころの筆者の体験談がまさに好例だと思います。

入社当初 :お金が貰えるとあって残業に精を出す
入社数年後:出来るだけ早く帰りたい

新卒時にやる気があったのは、仕事のご褒美であるお金をモチベーションにしていたからです。決して仕事が好きだからではありません。

だからお金を貰うのが当たり前となった数年後ではやる気でない状態になりました。

ここで鋭い方は「仕事のご褒美であるお金を貯めて、億万長者になることを夢として動機付けしたらいい」と思いませんでしたか?

とても鋭いご指摘です。しかし残念ながら生涯年収2億円とかの仕事でお金を貯めたところで億万長者になれないことは確定しています。ダメな未来が見え透いていてやる気でない原因になっています。

仕事へやる気を維持するなら、仕事が上手くなる喜びや顧客の笑顔……といった価値を見出すのが正しいアプローチの仕方でしょう。

ご褒美は一時的にやる気をアップする効果はあるが、就活のような長期的なアクティビティには向かない

考える前に行動すればやる気は出る

やる気でないのは具体的な未来を見いだせていないからと上述しました。これは比較的長期スパンでのお話です。

目の前の作業のやる気がでない、という件については少し話が変わってきます。

人間の脳の構造上、目の前の作業に対してやる気でないのは当たり前です。まだやっていないことにやる気を燃やすのは非効率だからです。

人間の脳は物事をやり始めてから、やる気が出てくるように出来ています。

だから就活が怖くても、面倒くさくてもどうでも良いのです。

取っ掛かりは無心で手を動かしてエントリーシートを書くこと。企業の製品をみたり志望動機を考えたりしていると自然とやる気は漲ってきます。

勉強でも何でもキリがいいところまで進めた経験はありませんか。これって物事に集中し続けたいという意思の表れです。つまりは物事にやる気を持って取り組んでいるということです。

就活でやる気でないときの対策まとめ

1、とにかく無心でES・説明会などの就活をこなす

2、就活中に得た知識を利用して「自分はどんな仕事ならやる気が出そうだろうか」と考えて志望企業を固める

3、やりたい仕事をして楽しく過ごす自分を思い描きつつ就活を続ける

それでも就活でやる気でないときの思考法

唐突ですが、ソーシャルゲームで課金をしたくなったことはありませんか。ゲームをしない人なら、ある商品を買うか否か考えていたら、どんどん欲しくなって結局買ってしまった経験はありませんか。

あることについて考える時間が増えるほど、欲しい気持ちが増幅していくのが人間です。買った商品が届くまでワクワクして待ってますよね。

それは思い込みの力で商品への期待が高まっているからです。プラシーボ効果にあるように、思い込みの力は病気でさえ快方に向かわせます。

就活 = 楽しいお祭り 

就活もフェスや夏祭りなどと同じ楽しいビッグイベントとして捉えましょう。

実際、見たこともない濃密な体験が出来る面白いイベントなのです。みんなが一斉に企業へ面接を受けに行くお祭りです。お祈りや内定を貰いながら、色々な気づきや出会いがある。

就活はみんなで競うお祭りのような楽しい祭典!

そこに参加できる貴方はとても幸せです!
全力で楽しみましょう!

就活によって成長できる

就活って確かに面接の準備とかで忙しいですが、様々な場所に赴いて人生初の面談をするのでめちゃめちゃ成長します。

終わった後は、達成感と1ランクアップした感覚に包まれます。

これホントです。まあ辛い就活を乗り越えても辛い修論が待っておりますが。ただ修論執筆もプレゼン作成も就活前よりは確実にレベルアップしていますよ。こういった成長を嘘でも楽しみにしておくのがやる気アップのコツだったりします。

就活中での息抜きに休息日を設ける

就活にも日常生活にも共通することですが、夢中になって時間を忘れるような趣味を持つことがメンタルを保つのに大切です。

疲労度は一見すると分からないですが、寝つきや気分の良さ、体調といった細々とした要素に悪影響を及ぼします。食欲が増したり、なくなったりする症状も多いです。

ちなみに過労状態で働き続けると心臓発作や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こしやすくなります。これは医学的にも証明されていることです。しっかりと休息は取ってください。

オススメは何も就活を進めない遊び日を作ること。しっかり休息してやる気でない就活なんて、さっさと終わらせてしまいましょう!

過労状態の病気について詳しく知りたい方はこちらのリンクをご覧ください。
リンク先( 日本職業・災害医学会会誌 JJOMT Vol. 56, No. 5)

理系院生は女性が受かりやすい?

少し余談な情報ですが、理系の院生の就活市場をみていると、女性が非常に受かりやすい状態にあります。理系就活生は圧倒的に男性が多いものの、昨今の女性管理職などを増やそうという計画で大企業が女性採用を積極化しているためです。

ひと昔前だと女性は結婚を機に退職することが多かったため、企業としても採用するのに躊躇していました。しかし現在では夫婦共働きで生活するスタイルが定着しているため、昔ほど退職率は高くありません。

これが企業が女性採用を活発化させている理由だと考えています。筆者と一緒に就活していた同期の女性は、同期男性と比べて内定率がかなり高めだったのを覚えています。

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